私たちの物語
新しい花蓮人としての出発点
2006-2008年頃
2006年7月、花蓮に移り住みました。
その頃はまだ知りませんでした。花蓮の7月が、こんなに賑やかで、こんなに色彩豊かだということを。
7月、美崙陸上競技場、合同豊年祭。2日間、往復6回、光を追いかけて約8時間。「街育ち」の私が、初めて間近で、原住民の方々の笑顔、踊り、そしてあの楽しげな空気に触れた瞬間でした。
その年の秋、花蓮国際石彫芸術祭「石を踏み、夢を築く」。
十数年経った今も、花蓮の石は歌い続けています。
石は、「軽やかさへ還る」ことを期待され、山と海の間に流れるあの恋の歌を、もう一度聴かせてくれます。
花蓮に移り住む前、私はすでにカメラマンでした。移り住んでからは、レンズを向ける先が、この土地に変わりました。
2年後の2008年、怡然居が開業しました。
「撮影スタイルの民宿」という名前は、思いつきで生まれたものではありません——まず花蓮に恋をしたからこそ、そのすべてが生まれたのです。




